渡辺店長×小泉工場長 対談①

今年3月の合併を経て、新たな一歩を踏み出した海老名インター店。今回は、海老名インター店を率いる渡辺康太店長と、整備の現場をまとめる小泉卓真工場長に、合併後の店舗の雰囲気や、日々の試行錯誤、これから目指していきたい店舗の姿についてお話を伺いました。取材中は、お二人の息の合った掛け合いに何度も笑いが起こる、あたたかい時間となりました。対談はボリュームたっぷりの内容となったため、今回はまず、合併後の戸惑いや変化、そしてお二人が大切にしてきた”海老名魂”についてご紹介します。
“海老名魂”を胸に、新たなスタートへ

始まりは、試行錯誤の連続
合併後の日々を振り返る中で、お二人から共通して出てきたのが「トライアルアンドエラー」という言葉でした。
これまでと異なる仕組みや流れに対応しながら、日々の業務を進めていく毎日。
連絡の取り方ひとつをとっても、大きな変化がありました。合併初日には、LINE WORKSの通知が一斉に鳴り、「こんなに連絡が動くんだ」と驚いたそうです。社用携帯やLINE WORKSを使った情報共有など、新しいツールや運用に慣れていくことも、合併後の変化のひとつです。
また、社内での呼び方や役割の捉え方にも違いがありました。
Honda Cars 海老名では、社長を含め全員が「さん」付けで呼び合う文化でした。一方、Honda Cars 神奈川中では、役職者を肩書きで呼ぶ慣習があります。
上下を感じさせない距離感で、一緒に良い店舗をつくっていきたい——そんな思いを持っていたお二人にとって、肩書きで呼び合うことには最初、戸惑いもあったといいます。
その後、小泉工場長が本社での研修に参加した際、「肩書きは偉さではなく、責任を持つ立場を示すもの」という話を聞き、以前から自分が思っていたことと重なって、すっと腑に落ちたそうです。
さらに、業務ごとに相談できる部署や担当があることも、合併後に感じた違いのひとつ。分からないことがあった時に、どこに確認すればよいのか。
そうした違いを知りながら、海老名インター店はHonda Cars 神奈川中の進め方を少しずつ自分たちのものにしていきました。
渡辺店長が話していたのは、
「やることは一緒。やり方が違う」ということ。
お客様をお迎えし、車を販売し、点検・整備を行い、店舗として成果を出していく。目指すところは変わりません。
ただ、合併後はルールや確認の流れ、情報共有の方法など、これまでとは違う進め方に慣れていく必要がありました。
「まずはルールを覚えるところからでした。やってみて、違ったら修正して。怒られてなんぼ、という気持ちもありましたね」と渡辺店長。
小泉工場長も、合併が発表された2025年末頃から、店舗の中に少し”ザワザワ”した空気があったと振り返ります。
「分からないことがあったら聞いてね」と言ってもらえても、何が分からないのかを言葉にすること自体が難しい。これまで当たり前に進めてきた仕事も、新しいルールや流れの中では、同じように進められないことがある。
さらに工場長として、以前のように整備作業に入るだけではなく、売掛・買掛や数字の管理など、見るべき範囲も広がりました。
現場で動く立場から、現場全体を見て任せる立場へ。役割が変わったからこその難しさもあったそうです。

それでも忘れたくなかった”海老名魂”
新しいルールに合わせていく必要がある一方で、お二人が大切にしていたのが、これまでの海老名インター店らしさでした。
渡辺店長が口にしたのは、
「海老名魂は忘れずに」という言葉。
Honda Cars 海老名として積み重ねてきた歴史や、海老名インター店が大切にしてきた空気感。新しい体制に合わせていく中でも、その”海老名らしさ”は忘れたくない。そんな思いがありました。
当初は戸惑いもあった小泉工場長ですが、渡辺店長が雰囲気をつくり、声をかけてくれたことで、少しずつ前を向けるようになっていったそうです。

「店長が持ち上げてくれたところは大きかったですね。絶対に怒らないし、我慢強い。雰囲気づくりがうまいんです」そう話す小泉工場長。
すると渡辺店長は、すかさず、
「やっぱり僕のおかげだと思いますよ(笑)」とひと言。
真面目な話の中にも、自然と笑いが生まれる。そんなお二人の関係性が、海老名インター店の空気をつくっているように感じました。
18年来の付き合いが育んだ信頼関係
渡辺店長と小泉工場長のお付き合いは、入社以来18年になります。
実はお子さん同士も幼稚園から中学校までずっと一緒の幼馴染、いわば”パパ友”の間柄で、ご家族同士のつながりもあり、お互いのことをよく知っている関係です。
「悪いことできないんですよ。すぐバレちゃうので(笑)」と笑いながら話すお二人。
長い付き合いがあるからこそ、言いにくいことも言い合える。けれど、そこには遠慮がないだけではなく、お互いを認め合っているからこその信頼感があります。
弱音を吐く時も、前向きに切り替える時も、互いの性格を分かったうえで支え合える関係。取材中の掛け合いからも、単なる店長と工場長という関係を越えた、気心の知れた信頼関係が伝わってきました。

リスタートではなく、本当のスタート
合併後の海老名インター店について、お二人が話していたのが、
「リスタートではなく、本当のスタート」という言葉です。
海老名インター店らしい空気感を大切にしながら、Honda Cars 神奈川中の仕組みや考え方を一つひとつ知り、新しい進め方を自分たちのものにしていく。その意味で、今はまさに「本当のスタート」の時期なのだと感じました。
渡辺店長は、この1年を「ルールを覚え、慣れていく時期」と捉えています。
失敗しても、そこから次を考える。うまくいかなければ、また別のやり方を試してみる。
そうした試行錯誤を重ねながら、新しい環境の中で一歩ずつ積み上げている段階です。
小泉工場長も、これまでのやり方がそのまま通用しない場面をマイナスに受け止めるのではなく、新しい経験を積む機会として前向きに捉えています。
海老名インター店は今、これまでの良さを大切にしながら、Honda Cars 神奈川中の仕組みや進め方を一つひとつ吸収しているところです。

